11月19日(月) 雨のち曇り 終日ホルトバージ(Hortbágy)

 7時15分出発 バスで少し行くと高い鉄塔に止まっているセーカーハヤブサ♂♀2羽♀が大きい。昨日の畑の近くでガイド、ゾルタンの鳥仲間がアオガンを探してくれていて、いる所へそろそろと近づく、沢山のマガンとハイイロガンの中に4羽のアオガンを確認できた。胸が赤く、それをふちどるように白線が入り美しい。和名はアオガン、英名はRED-BRESTED GOOSEでその通り。やっと見ることが出来て良かった。干潟でオジロワシなどを見る。

バルマズウーイヴァーロシュの住宅地の中学校の敷地でトラフズクの集団塒を見に行く。モミ、トウヒ、ハリエンジュに似る木にクリスマスツリーの飾りのように約50羽、多数が目をとじている中に1羽まんまるに目を開けている。金色の目が印象深い。耳に見える羽角を立てている赤っぽい色のは少し温暖な地方からの渡りと聞く。その後ホルトバージのビジターセンターで買い物、私はノガンをプリントしたTシャツを買う。売り上げの一部が保護基金になる。

午後は雨が降ってバス車中で昼食後草原でユキホオジロを探すが見つけられず、楽しみにしていた鳥なので残念。ハタホオジロ、ゴシキヒワが枝に止まる。遠方に見える大きなヨシ葺き屋根は馬小屋、ハンガリーは馬術が盛んでビジターセンターの近くにも馬場があった。

民家の屋根にカンムリヒバリ。ここの草原は塩分を含み、イネ科のハンガリアングラスと茶色に立ち枯れても良い香りのハーブの一種が生え、ハンガリアングラスは塩分を含む所に生えない、住み別けていた。次にカラフトワシの塒入りをと行くがだめで、暗くなって鳥見には無理な時刻だ。16時15分ホテルに戻る。

ホルトバージ最後の夕食はテーブルに鳥柄の皿がセットされていた。私のはヤツガシラ、友人はタゲリ、フランス製であった。

海外紀行 海外旅行
晩秋のハンガリー バードウォッチングの旅
2007年11月16日〜23日(8日間)

鳥を見る目的で一度外国へ行きたいと思っていた。いつも海外トレッキングのついで探鳥でしたから、晩秋のハンガリーに心引かれる。出現が予想される鳥の多さと、トカイ(Tokaj)貴腐ワインの利き酒も魅力がある。友人も参加することになって楽しい旅となる

11月16日(金)成田発フィンランド航空 ヘルシンキで乗継ぎブダペスト(Budapest)18:56着

 中央ヨーロッパ、ハンガリーの首都ブダペスト(Budapest)に着いた時はすっかり暗くなっていた。現地ガイドのゾルタン氏に迎えられた。マイクロバス(赤いベンツ)で約3時間ハンガリー東部のホルトバージ(Hortbágy)南方のホテルに22時ついた。

11月17日(土)曇り  
07:00出発 ホルトバージ(Hortbágy)国立公園へ 世界遺産に登録され、森林伐採で生まれたプスタと呼ばれる草原でハンガリアンステップとも称される。

 車窓からはシラコバト、マガンの群れが飛び、枝に止まるノスリ、日本で見るノスリより黒っぽい。カササギも飛ぶ。ホルトバージ・ハラシュトー駅よりトロッコ列車に乗る。国鉄のローカル線なのだそうだ。 2000ヘクタールの広大な平原でいくつかの養魚池がある。トロッコ列車からモモイロペリカンが飛ぶのを見る。10月から1羽 迷鳥で飛来している約30分終点で降りてヨシ原の道を行くアオガラ数羽、ツリスガラがいるとツリスガラの声を流して呼んでくれたが私たちには確認できなかった。サンカノゴイ、ヨシの中にヒゲガラ♂♀、実に魅力的で美しい。ホルトバージ最大の養魚池に張り出した観察小屋で望遠鏡を立てて見る。ユリカモメ、キアシセグロカモメ、オオハム、モモイロペリカン、池の杭に止まるコビトウ、マガモが多い戻る途中でゴシキヒワ、アオカワラヒワ、ヨーロッパカヤクグリが出現する。

ビジターセンターのそばのレストランで昼食、ハンガリーの郷土料理グヤーシュ、牛肉、人参、ジャガイモ、パプリカ入りの赤いスープ小麦粉の小さな練り物入りでこれはすいとんであった。体も温まって外に出るとイエスズメの群れ、カオジロアカゲラが枝を移動する。ビジターセンター前の木にトラフズク1羽下には沢山のペリットが落ちていた。午後は湿地帯へ ダイシャクシギ、タゲリ、ズキンガラス、を見る。新潟県で見たコクマルガラスの淡色型に似ているがコクマルより大きい。次にナドバーの近くの畑地でクロズルの集団塒入りを見に行く.クルォー クルォーと鳴きながら四方から次々と数羽の群れで帯状になり舞い降りる様は見ごたえが会った。この時ハンガリーには約7千羽のクロヅルがいて私たちの観察地では約4千羽とガイドの話。

この場所ではハイイロチュウヒ、ケアシノスリが地面近くを飛び、建物の屋根にコキンメフクロウ、夕方が早く16時過ぎにホテルに帰ったときには暗くなっていた。

11月18日 曇り時々晴れ 終日ホルトバージ(Hortbágy)

 6時40分出発(昨日寒かったので6枚の重着)枝に止まるオオモズ、ドバトのようにシラコバトが沢山いる村、電柱のようなシュバシコウの営巣台が何本もある村を通過する。ノガンに詳しいローカルガイドを途中で拾う。冬でも青々としたセイヨウアブラナがノガン保護のため植えられ春の繁殖期にはアルハルファーを植えるそうだ。鳥見用の展望台に登ってもノガンは探せず、近くの木にはニシアカアシチョウゲンボウの巣箱が掛けてありすうつがいが繁殖した。

 広々とした草原におりている鳥の群れはノハラツグミ、ずいぶん前のことだが丹沢の日向薬師近くの畑に迷鳥で渡来し大騒ぎになったことを思い出した。ここでは沢山のノハラツグミと感慨深かった。ハタホオジロも群れで飛ぶ。場所を移動し皆でノガンを探す。突然ガイドの二人がハンガリーでは初記録のマキバシギを発見、アメリカ大陸の鳥で迷鳥で1羽、ガイドのゾルタンが鳥仲間に携帯で知らせている。ほどなく赤ジカが見えた手前にノガンが数羽確認できた。グレーの長い首、マガンよりずいぶん大きいと思った。ヨーロッパで激減のノガンの中欧での最後の牙城なのだそうだ。次々とすれ違うマキバシギを見に来る鳥仲間の車、どこの国でも鳥屋は同じだ。

テッサ川のそばのナマズ料理店で昼食、パプリカ入りの赤いスープに鶏肉に似た味で体は温まった。

次にアオガンを探しに行く、マガンとハイイロガンが次々に降りてくる所にアオガン2羽がいると言うが暗くなってきて私たちには確認できない。
又明日として、17時にホテルに帰った。

11月19日(月) 雨のち曇り 終日ホルトバージ(Hortbágy)

 7時15分出発 バスで少し行くと高い鉄塔に止まっているセーカーハヤブサ♂♀2羽♀が大きい。昨日の畑の近くでガイド、ゾルタンの鳥仲間がアオガンを探してくれていて、いる所へそろそろと近づく、沢山のマガンとハイイロガンの中に4羽のアオガンを確認できた。胸が赤く、それをふちどるように白線が入り美しい。和名はアオガン、英名はRED-BRESTED GOOSEでその通り。やっと見ることが出来て良かった。干潟でオジロワシなどを見る。

バルマズウーイヴァーロシュの住宅地の中学校の敷地でトラフズクの集団塒を見に行く。モミ、トウヒ、ハリエンジュに似る木にクリスマスツリーの飾りのように約50羽、多数が目をとじている中に1羽まんまるに目を開けている。金色の目が印象深い。耳に見える羽角を立てている赤っぽい色のは少し温暖な地方からの渡りと聞く。その後ホルトバージのビジターセンターで買い物、私はノガンをプリントしたTシャツを買う。売り上げの一部が保護基金になる。

午後は雨が降ってバス車中で昼食後草原でユキホオジロを探すが見つけられず、楽しみにしていた鳥なので残念。ハタホオジロ、ゴシキヒワが枝に止まる。遠方に見える大きなヨシ葺き屋根は馬小屋、ハンガリーは馬術が盛んでビジターセンターの近くにも馬場があった。

民家の屋根にカンムリヒバリ。ここの草原は塩分を含み、イネ科のハンガリアングラスと茶色に立ち枯れても良い香りのハーブの一種が生え、ハンガリアングラスは塩分を含む所に生えない、住み別けていた。次にカラフトワシの塒入りをと行くがだめで、暗くなって鳥見には無理な時刻だ。16時15分ホテルに戻る。

ホルトバージ最後の夕食はテーブルに鳥柄の皿がセットされていた。私のはヤツガシラ、友人はタゲリ、フランス製であった。

11月20日(火)曇り ホルトバージ(Hortbágy)→デブレツェン(Debrecen)→ゼンプレーン山(Zemplén)→トカイ(Tokaj)

 6時30分朝食、ホテルでえ飼っているコーライキジを見に行く。(私が泊まったコテージで鳴き声が聞こえた)日本のキジと違う声で首に白い帯、網ごしに撮る。出発前にホテル付近を探鳥する。素敵な囀りはヨーロッパコマドリ、アトリ、ウソ、シジュウカラと出現する。上空の群れはミヤマガラス、カモメも飛ぶ。

8時ホルトバージを出発。大学の町、デブレツェンに8時40分、町の北側の森に寄る。カシの大木に穴が沢山あいていた。キツツキが多いのであろう。早速、ヒメアカゲラ、ヤマゲラ、ヨーロッパアオゲラ、アオゲラと出現、期待のクマゲラも出る。以前、白神山地でブナの木に開けられた巣穴だけ見て帰った。ハンガリーで観察できてうれしい。ハンガリー東部ではこの森にしかいない。タンシキバシリ、キバシリも見る。キアオジ、ハシブトガラ、ゴジュウカラ、ヤドリギツグミはヤドリ木のそばに止まっていた。

途中、ローカルガイドのもう一人のゾルタンさんが乗り込む。町の民家の屋根で1羽、渡り残っているシュバシコウを見る。首だけ時々左右に動かす。もろそうな壁を持つゼンプレーン山麓に着いたのは少し暗くなった頃、ワシミミズクの塒がある。ガイドがワシミミズクの声のテープを流す。お腹にずんと響く、フクロウに似た、力強い声だ、ほとんどだめかと思った時、松の木に飛んできて止まる。望遠鏡で何回も眺めた。庭の木に止まるフクロウを見た時も大きいのにびっくりしたが、遠方なのにとても大きい。羽角も良く見え、こちらを見ている。感動的。とっぷり暮れていた。
15時30分頃 ホテル着
荷物を置いて、すぐ、
バスでトカイ(Tokaj)のワイナリーへ
トカイ(Tokaj)貴腐ワインの利き酒の食事。
ルイ14世が『ワインの王、王のワイン』と絶賛したそうで、
ワインも食事も美味であった。
11月21日(水)晴れ ゼンプーレン山地→ボドログ城→タルツァル村の石切り場→ブダペスト
 7時45分、出発、久しぶりの快晴 ぶどう畑をとをって、ゼンプーレン山地の昔は放牧地だった、エルデーベーニエの谷へ、大きなカシの木が植えられて公園のようだ、ヤドリギが実を付け木々に着生。それを好む、レンジャクも来るのだろう。今回は見なかったがハンガリーではキレンジャクでヒレンジャクは見られないそうだ。コアカゲラを良く見る。エナガの群れ、庭で見るのと少し違い頭部のワインレッドがなく白かった。キアオジ、カケス、ワタリガラス、(昨日のもう一人のゾルタンと合流する)森林帯で木にかけられた巣箱で塒入りしている森フクロウを起こして観察、胸は白と黒の模様で美しく、全体が白っぽく見えた。

移動して、トカイのボドログ城へ、ぶどう畑、アプリコット畑が見え広々とした景色は気持ち良い。イワヒバリを見る予定、登り始めてすぐ低木にクロジョウビタキ♂が出現、飛ぶクマゲラを上から観察、イワヒバリは出なかったが、期待のクロジョウビタキを見られて良かった。昼食後、タルツァル村の石切り場へ、ヒゲホオジロ♂♀出現、頭から胸がグレーで美しい。後方で「赤い鳥の」声、リストに入っていなかったカベバシリ2羽全体がグレ−で翼に真っ赤な配色で名前の通り、壁を渡り歩いていた。印象深い、大満足でバスに乗り込み、14時40分ブダペストに向かう。

17時28分、ブダペストに到着、ドナウ川を挟んでブダの町とペストの町、それでブダペスト、夜の首都ブダペストはキラキラ輝いて、野外スケートを楽しむ人々、英雄広場を散歩する。建国に貢献した人たちの彫像があり、その内の一人の英雄の肩にはセーカーハヤブサがいた。アンドラーシ市通りは世界遺産で新、旧の建物がバランス良い町並みを作っている。ペシュト地区の丘に登りライトアップされた、クサリ橋、王宮、ドナウ川と素晴らしい夜景でした。空港近くの郊外のホテルに着いたのは夜8時すぎていた。

11月22日(木)晴れ
 7時30分から8時 探鳥 ヨシ葺き屋根の古いホテルは馬場がある。

クロウタドリ、アカゲラを見る。池に飼い鳥のコブハクチョウとアメリカオシドリの♀、白樺、赤い実を付けたウメモドキに似る木々で静かな場所。

9時出発 11:40ブダペスト発 フィンランド航空AY-754で、ヘルシンキで乗継ぎ14:35ヘルシンキ発 フィンランド航空AY073で 成田へ

11月23日(金)晴れ 10:00成田着

 大好きな鳥を終日観察した旅は楽しかった。
思いでのハンガリー 車窓の景色 トカイからブダペスト  ブダペストの夜景がきれいでした。
ハンガリー バードウォッチング 

 鳥合わせは 計110種 私が思ったより沢山出現した。

1.オオマム 2.カンムリカイツブリ 3.モモイロペリカン 4.カワウ 5.コビトウ 6.サンカノゴイ 7.ダイサギ 8.アオサギ 9.シュバシコウ 10.コブハクチョウ 11.ヒシクイ 12.マガン 13.ハイイロガン 14.アオガン 15.ヒドリガモ 16.オカヨシガモ 17.コガモ 18.マガモ 19.オナガガモ 20.ハシビロガモ 21.ホシハジロ 22.キンクロハジロ 23.ホオジロガモ 24.ミコアイサ 25.オジロワシ 26. ヨーロッパチュウヒ 27.ハイイロチュウヒ 28.ハイタカ 29.ノスリ 30.ケアシノスリ 31.カタシロワシ 32.チョウゲンボウ 34.セーカーハヤブサ 35.ハヤブサ 36.コウライキジ 37.クイナ 38.オオバン 39.クロヅル 40.ノガン 41.ソリハシセイタカシギ 42.ダイセン 43.タゲリ 44.ハマシギ45.マキバシギ 46.ダイシャクシギ 47.ユリカモメ 48.カモメ 49.キアシセグロカモメ 50.キアソセグロカモメ* 51.ドバト 52.ヒメモリバト 53.シラコバト 54.ワシミミズク 55.コキンメフクロウ 56.モリフクロウ 57.トラフズク 58.カワセミ 59.ヤマゲラ 60.ヨーロッパアオゲラ 61.クマゲラ 62.アカゲラ 63.カオジロアカゲラ 64.ヒメアカゲラ 65.コアカゲラ 66.カンムリヒバリ 67.ヒバリ 68.マキバタヒバリ 69.ミソサザイ 70.ヨーロッパカヤクグリ71.ヨーロッパコマドリ 72.クロジョウビタキ 73.クロウタドリ 74.ノハラツグミ 75.ワキアカツグミ 76.ヤドリギツグミ 77.キクイタダキ 78.ヒゲガラ 79.エナガ 80.ハシブトガラ 81.アオガラ 82.シジュウカラ 83.ゴジュウカラ 84.カベバシリ 85.キバシリ 86.タンシキバシリ 87.ツリスガラ 88.オオモズ 89.カケス 90.カササギ 91.ニシコクマルガラス 92.ミヤマガラス 93.ハシボソガラス 94.ワタリガラス 95.ホシムクドリ 96.イエスズメ 97.スズメ 98.ズアオアトリ 99.アトリ 100.アオカワラヒワ 101.ゴシキヒワ 102.マヒワ 103.ムネアカヒワ 104.キバシヒワ 105.ウソ 106.シメ 107.キアオジ 108.ヒゲホオジロ 109.オオジュリン 110.ハタホオジロ


 

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 晩秋のハンガリー バードウォッチング

2007年11月16日〜23日(8日間)2007年11月

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ハンガリー バードウォッチング 

 鳥合わせは 計110種 私が思ったより沢山出現した。

1.オオマム 2.カンムリカイツブリ 3.モモイロペリカン 4.カワウ 5.コビトウ 6.サンカノゴイ 7.ダイサギ 8.アオサギ 9.シュバシコウ 10.コブハクチョウ 11.ヒシクイ 12.マガン 13.ハイイロガン 14.アオガン 15.ヒドリガモ 16.オカヨシガモ 17.コガモ 18.マガモ 19.オナガガモ 20.ハシビロガモ 21.ホシハジロ 22.キンクロハジロ 23.ホオジロガモ 24.ミコアイサ 25.オジロワシ 26. ヨーロッパチュウヒ 27.ハイイロチュウヒ 28.ハイタカ 29.ノスリ 30.ケアシノスリ 31.カタシロワシ 32.チョウゲンボウ 34.セーカーハヤブサ 35.ハヤブサ 36.コウライキジ 37.クイナ 38.オオバン 39.クロヅル 40.ノガン 41.ソリハシセイタカシギ 42.ダイセン 43.タゲリ 44.ハマシギ45.マキバシギ 46.ダイシャクシギ 47.ユリカモメ 48.カモメ 49.キアシセグロカモメ 50.キアソセグロカモメ* 51.ドバト 52.ヒメモリバト 53.シラコバト 54.ワシミミズク 55.コキンメフクロウ 56.モリフクロウ 57.トラフズク 58.カワセミ 59.ヤマゲラ 60.ヨーロッパアオゲラ 61.クマゲラ 62.アカゲラ 63.カオジロアカゲラ 64.ヒメアカゲラ 65.コアカゲラ 66.カンムリヒバリ 67.ヒバリ 68.マキバタヒバリ 69.ミソサザイ 70.ヨーロッパカヤクグリ71.ヨーロッパコマドリ 72.クロジョウビタキ 73.クロウタドリ 74.ノハラツグミ 75.ワキアカツグミ 76.ヤドリギツグミ 77.キクイタダキ 78.ヒゲガラ 79.エナガ 80.ハシブトガラ 81.アオガラ 82.シジュウカラ 83.ゴジュウカラ 84.カベバシリ 85.キバシリ 86.タンシキバシリ 87.ツリスガラ 88.オオモズ 89.カケス 90.カササギ 91.ニシコクマルガラス 92.ミヤマガラス 93.ハシボソガラス 94.ワタリガラス 95.ホシムクドリ 96.イエスズメ 97.スズメ 98.ズアオアトリ 99.アトリ 100.アオカワラヒワ 101.ゴシキヒワ 102.マヒワ 103.ムネアカヒワ 104.キバシヒワ 105.ウソ 106.シメ 107.キアオジ 108.ヒゲホオジロ 109.オオジュリン 110.ハタホオジロ

ヨーロッパコマドリ 〔動画〕

シュバシコウ 〔動画〕

1121日(水)晴れ ゼンプーレン山地→ボドログ城→タルツァル村の石切り場→ブダペスト

 7時45分、出発、久しぶりの快晴 ぶどう畑をとをって、ゼンプーレン山地の昔は放牧地だった、エルデーベーニエの谷へ、大きなカシの木が植えられて公園のようだ、ヤドリギが実を付け木々に着生。それを好む、レンジャクも来るのだろう。今回は見なかったがハンガリーではキレンジャクでヒレンジャクは見られないそうだ。コアカゲラを良く見る。エナガの群れ、庭で見るのと少し違い頭部のワインレッドがなく白かった。キアオジ、カケス、ワタリガラス、(昨日のもう一人のゾルタンと合流する)森林帯で木にかけられた巣箱で塒入りしている森フクロウを起こして観察、胸は白と黒の模様で美しく、全体が白っぽく見えた。

移動して、トカイのボドログ城へ、ぶどう畑、アプリコット畑が見え広々とした景色は気持ち良い。イワヒバリを見る予定、登り始めてすぐ低木にクロジョウビタキ♂が出現、飛ぶクマゲラを上から観察、イワヒバリは出なかったが、期待のクロジョウビタキを見られて良かった。昼食後、タルツァル村の石切り場へ、ヒゲホオジロ♂♀出現、頭から胸がグレーで美しい。後方で「赤い鳥の」声、リストに入っていなかったカベバシリ2羽全体がグレ−で翼に真っ赤な配色で名前の通り、壁を渡り歩いていた。印象深い、大満足でバスに乗り込み、14時40分ブダペストに向かう。

17時28分、ブダペストに到着、ドナウ川を挟んでブダの町とペストの町、それでブダペスト、夜の首都ブダペストはキラキラ輝いて、野外スケートを楽しむ人々、英雄広場を散歩する。建国に貢献した人たちの彫像があり、その内の一人の英雄の肩にはセーカーハヤブサがいた。アンドラーシ市通りは世界遺産で新、旧の建物がバランス良い町並みを作っている。ペシュト地区の丘に登りライトアップされた、クサリ橋、王宮、ドナウ川と素晴らしい夜景でした。空港近くの郊外のホテルに着いたのは夜8時すぎていた。

11月22日(木)晴れ

 7時30分から8時 探鳥 ヨシ葺き屋根の古いホテルは馬場がある。

クロウタドリ、アカゲラを見る。池に飼い鳥のコブハクチョウとアメリカオシドリの♀、白樺、赤い実を付けたウメモドキに似る木々で静かな場所。

9時出発 11:40ブダペスト発 フィンランド航空AY-754で、ヘルシンキで乗継ぎ14:35ヘルシンキ発 フィンランド航空AY073で 成田へ

11月23日(金)晴れ 10:00成田着

 大好きな鳥を終日観察した旅は楽しかった。

思いでのハンガリー 車窓の景色 トカイからブダペスト  ブダペストの夜景がきれいでした。

15時30分頃 ホテル着

荷物を置いて、すぐ、

バスでトカイ(Tokaj)のワイナリーへ

トカイ(Tokaj)貴腐ワインの利き酒の食事。

ルイ14世が『ワインの王、王のワイン』と絶賛したそうで、

ワインも食事も美味であった。

ラツカ羊

11月20日(火)曇り ホルトバージ(Hortbágy)→デブレツェン(Debrecen)→ゼンプレーン山(Zemplén)→トカイ(Tokaj)

 6時30分朝食、ホテルでえ飼っているコーライキジを見に行く。(私が泊まったコテージで鳴き声が聞こえた)日本のキジと違う声で首に白い帯、網ごしに撮る。出発前にホテル付近を探鳥する。素敵な囀りはヨーロッパコマドリ、アトリ、ウソ、シジュウカラと出現する。上空の群れはミヤマガラス、カモメも飛ぶ。

8時ホルトバージを出発。大学の町、デブレツェンに8時40分、町の北側の森に寄る。カシの大木に穴が沢山あいていた。キツツキが多いのであろう。早速、ヒメアカゲラ、ヤマゲラ、ヨーロッパアオゲラ、アオゲラと出現、期待のクマゲラも出る。以前、白神山地でブナの木に開けられた巣穴だけ見て帰った。ハンガリーで観察できてうれしい。ハンガリー東部ではこの森にしかいない。タンシキバシリ、キバシリも見る。キアオジ、ハシブトガラ、ゴジュウカラ、ヤドリギツグミはヤドリ木のそばに止まっていた。

途中、ローカルガイドのもう一人のゾルタンさんが乗り込む。町の民家の屋根で1羽、渡り残っているシュバシコウを見る。首だけ時々左右に動かす。もろそうな壁を持つゼンプレーン山麓に着いたのは少し暗くなった頃、ワシミミズクの塒がある。ガイドがワシミミズクの声のテープを流す。お腹にずんと響く、フクロウに似た、力強い声だ、ほとんどだめかと思った時、松の木に飛んできて止まる。望遠鏡で何回も眺めた。庭の木に止まるフクロウを見た時も大きいのにびっくりしたが、遠方なのにとても大きい。羽角も良く見え、こちらを見ている。感動的。とっぷり暮れていた。

鳥を見る目的で一度外国へ行きたいと思っていた。いつも海外トレッキングのついで探鳥でしたから、晩秋のハンガリーに心引かれる。出現が予想される鳥の多さと、トカイ(Tokaj)貴腐ワインの利き酒も魅力がある。友人も参加することになって楽しい旅となる
 LINK ♣ハンガリーの詳しい情報はハンガリー政府観光局東京事務所のホームページを見てください。

11月18日 曇り時々晴れ 終日ホルトバージ(Hortbágy)

 6時40分出発(昨日寒かったので6枚の重着)枝に止まるオオモズ、ドバトのようにシラコバトが沢山いる村、電柱のようなシュバシコウの営巣台が何本もある村を通過する。ノガンに詳しいローカルガイドを途中で拾う。冬でも青々としたセイヨウアブラナがノガン保護のため植えられ春の繁殖期にはアルハルファーを植えるそうだ。鳥見用の展望台に登ってもノガンは探せず、近くの木にはニシアカアシチョウゲンボウの巣箱が掛けてありすうつがいが繁殖した。

 広々とした草原におりている鳥の群れはノハラツグミ、ずいぶん前のことだが丹沢の日向薬師近くの畑に迷鳥で渡来し大騒ぎになったことを思い出した。ここでは沢山のノハラツグミと感慨深かった。ハタホオジロも群れで飛ぶ。場所を移動し皆でノガンを探す。突然ガイドの二人がハンガリーでは初記録のマキバシギを発見、アメリカ大陸の鳥で迷鳥で1羽、ガイドのゾルタンが鳥仲間に携帯で知らせている。ほどなく赤ジカが見えた手前にノガンが数羽確認できた。グレーの長い首、マガンよりずいぶん大きいと思った。ヨーロッパで激減のノガンの中欧での最後の牙城なのだそうだ。次々とすれ違うマキバシギを見に来る鳥仲間の車、どこの国でも鳥屋は同じだ。

テッサ川のそばのナマズ料理店で昼食、パプリカ入りの赤いスープに鶏肉に似た味で体は温まった。

次にアオガンを探しに行く、マガンとハイイロガンが次々に降りてくる所にアオガン2羽がいると言うが暗くなってきて私たちには確認できない。

又明日として、17時にホテルに帰った。

11月17日(土)曇り  

07:00出発 ホルトバージ(Hortbágy)国立公園へ 世界遺産に登録され、森林伐採で生まれたプスタと呼ばれる草原でハンガリアンステップとも称される。

 車窓からはシラコバト、マガンの群れが飛び、枝に止まるノスリ、日本で見るノスリより黒っぽい。カササギも飛ぶ。ホルトバージ・ハラシュトー駅よりトロッコ列車に乗る。国鉄のローカル線なのだそうだ。 2000ヘクタールの広大な平原でいくつかの養魚池がある。トロッコ列車からモモイロペリカンが飛ぶのを見る。10月から1羽 迷鳥で飛来している約30分終点で降りてヨシ原の道を行くアオガラ数羽、ツリスガラがいるとツリスガラの声を流して呼んでくれたが私たちには確認できなかった。サンカノゴイ、ヨシの中にヒゲガラ♂♀、実に魅力的で美しい。ホルトバージ最大の養魚池に張り出した観察小屋で望遠鏡を立てて見る。ユリカモメ、キアシセグロカモメ、オオハム、モモイロペリカン、池の杭に止まるコビトウ、マガモが多い戻る途中でゴシキヒワ、アオカワラヒワ、ヨーロッパカヤクグリが出現する。

ビジターセンターのそばのレストランで昼食、ハンガリーの郷土料理グヤーシュ、牛肉、人参、ジャガイモ、パプリカ入りの赤いスープ小麦粉の小さな練り物入りでこれはすいとんであった。体も温まって外に出るとイエスズメの群れ、カオジロアカゲラが枝を移動する。ビジターセンター前の木にトラフズク1羽下には沢山のペリットが落ちていた。午後は湿地帯へ ダイシャクシギ、タゲリ、ズキンガラス、を見る。新潟県で見たコクマルガラスの淡色型に似ているがコクマルより大きい。次にナドバーの近くの畑地でクロズルの集団塒入りを見に行く.クルォー クルォーと鳴きながら四方から次々と数羽の群れで帯状になり舞い降りる様は見ごたえが会った。この時ハンガリーには約7千羽のクロヅルがいて私たちの観察地では約4千羽とガイドの話。

この場所ではハイイロチュウヒ、ケアシノスリが地面近くを飛び、建物の屋根にコキンメフクロウ、夕方が早く16時過ぎにホテルに帰ったときには暗くなっていた。

11月16日(金)成田発フィンランド航空 ヘルシンキで乗継ぎブダペスト(Budapest)18:56着

 中央ヨーロッパ、ハンガリーの首都ブダペスト(Budapest)に着いた時はすっかり暗くなっていた。現地ガイドのゾルタン氏に迎えられた。マイクロバス(赤いベンツ)で約3時間ハンガリー東部のホルトバージ(Hortbágy)南方のホテルに22時ついた。


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