この冬は雪が早くて、11月28日には初雪が降った。
カラ類は「まだ」と言うように、餌の催促で餌台に立ち寄っていく。キジまで出てきて、「まだなの」といっているようで、例年より少し早く餌を入れてやった。
2002年11月21日にはベニマシコ♂1羽が餌台に入っていた。ここに山荘を建てたとき、鳥の手ほどきをしてくださった先生が、冬の赤い鳥が面白いのではないかと教えていただいた。夏、利尻島で初めて見た可愛い赤い鳥、ベニマシコに冬、又であえて嬉しかった。
憧れのオオマシコを初めて美し松で見たときのことは昨日の事のように思い出されます。
1996年11月26日、鳥の群れが飛び、陽射しを受けて全体が紅く見える。吹き溜まりの唐松の落ち葉のところに下りて、何か啄ばんでいます。急いで双眼鏡で見る。オオマシコだ!6羽、逸る心を抑えて、静かに望遠鏡を立てる。私は自然の木になったようにじっとしていると、3m近くまで寄ってきて可愛い姿をいつまでも見せてくれた。我が家の餌台にも来るようになるが、その年によって一度も観察できない冬もある。
庭には鳥のこのむ実を付ける木を少しづつ殖やしていますが、オオマシコはヤマハギの種子が好きなようです。サラサドウダン、ヅミ、タデも採餌しているのを見ました。
餌台ではヒマワリ、エゴマ、アワ等の細かい物も食べています。2002年、4月23日、オオルリの囀りを庭で聞き、この春初認、10数羽、来ていたオオマシコも少なくなって一緒に見られる数が7,8羽となる。そのうちの1羽が不安定にとまり木につかまるので、よく見ると右足をちぢめて使わず左足だけで枝にとまる。痛そうであるし、元気がない。4月25日、オオマシコは足を痛めているのと、他に1羽となる。餌台の中でじっとしていたりで餌もあまり食べていない。遠くに飛ばず玄関前のレンゲツツジの中でうずくまり、そして時々餌台に来る。
渡って行けるのかと心配になる。
4月26日、他の1羽も今日は姿を見せず、足を痛めたオオマシコ1羽となる。
4月27日、今日はヒマワリをよく食べているし奥の枝まで飛ぶ、これなら大丈夫かと思う。